現代物理学においては、エントロピーは、増大する方向にしか進まず、すなわち秩序が崩壊する方向にしか進まないという哲学が基礎として据えられています。
しかし、われわれの住む地球、空に美しく広がる天体、均衡作用をもって維持される生態系など、秩序が崩壊するどころか、むしろ秩序が保たれ、秩序がもたらされている現象を誰でも確認することができます。
以前の記事でも述べた通り、公理としてのニュートンの動的作用反作用の法則より、われわれの住む物理世界は、エントロピー減少方向、すなわち秩序が増大する方向に進んできたことが導き出せます。
◇秩序は必ず崩壊するという嘘。反エントロピーがあり得る科学的証明。
それだけでなく、われわれが普段磁石などで目にする、磁気エネルギーそれ自体から、簡単に反エントロピープロセスを確認することができるのです。
磁石とは、そもそもどのように作られるのかといえば、磁石のもとになる鉄などの金属を、熱を加えてキュリー温度(磁力が無くなる温度)にまで上昇させた後、コイル等で磁界をつくって、着磁させます。
そして作られた磁石は、100年200年で数パーセントしか磁力は減少せず、半永久的に磁力を維持し続けることができる。すなわち、加えた熱エネルギーや電気エネルギーを超える磁気エネルギーがもたらされています。
この時点で、エネルギー保存則は成り立たず、破れてしまっており、むしろ、ニュートンの動的作用反作用の法則に見られる通り、エネルギーの集中が起こっています。ニュートンの動的作用反作用の法則\(Fv=-F’v’\)では、加えた力(力とはエネルギーの座標分布)以上の力が生み出されています。
これに対し、現代物理学は、電気エネルギーを代表します。なぜなら、電気とは初めに述べたエントロピー増大の現象だからです。マイナスの電荷を極板に蓄え、極板間に発泡スチロールなどの誘電体を設置すると、発泡スチロールのマイナスに帯電した極板に近い方にプラスの電荷が集まり、反対方向にマイナスの電荷が集まり、一時的には反エントロピーが成されたように見えます。

しかし、電気がさらに極板に供給され続ければ、誘電体の電荷は相殺されてしまい、また、ひとたび極板への電気が弱まれば、発泡スチロールの電荷は霧散してしまいます。
このように、電気はエントロピー増大の、秩序が崩壊する方向に進む現象ですが、磁気はエントロピー減少の、秩序が増大する現象といえます。
以上より、現代物理学が掲げる、秩序が必ず崩壊する方向に進む「エントロピー増大則」は、いとも簡単に敗れ去り、秩序が増大する「エントロピー減少」が存在することがお分かりいただけたと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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