現在のコンピューターは、イギリスのアラン・チューリングによる「チューリング・マシン」を設計思想に持つと言われています。
チューリングは、読み取り用のヘッドと無限長のテープからなる仮想の機械「チューリング・マシン」によってコンピューターの計算可能性を示しました。
当時、コンピューターの計算可能性を確かめた論文は、チューリングによる論文だけでなく、その2年前にアメリカのアロンゾ・チャーチが発表した「ラムダ・キャルキュラス(ラムダ計算)」によるラムダ定義可能性を示した論文が知られていました。
このチューリングによる計算可能性とチャーチによるラムダ定義可能性は後に等価なものであるとみなされるようになりました。
また、アメリカで活躍したハンガリー出身の数学者フォン・ノイマンは、チューリング・マシンの重要性をいち早く見抜き、現代にも繋がるコンピューターの実現に関与したことから、現在のコンピューターは、「フォン・ノイマン型コンピューター」と呼ばれています。
チャーチによるラムダ計算は、生物の進化や遺伝をモデリングしたようなダイナミックな構造を持っており、現在広く知られる、状態ごとにパラメータが固定されたスタティックなチューリングマシンの設計思想を上回る可能性を秘めています。
ちなみに、プログラミング言語・LISPとは、ラムダ計算を取り入れた「関数型プログラミング言語」です。
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現代のフォン・ノイマン型コンピュータ・アーキテクチャーの誤りと、創るべき新コンピュータ・アーキテクチャー
現代のフォン・ノイマン型コンピュータの計算機モデルが取りも直さずチューリングマシンそのものである。チューリングマシンは決ったパラメータ数の状態間の遷移を静的モデル化したものであるのに対し、歴史的にその直前に発表されたアロンソ・チャーチの計算モデルのラムダ・キャルキュラス(人工知能プラグラミング言語LISPの言語理論でもある)は関数の中に関数が次々に入れ子のように代入されて行き擬パラメータが増えていくダイナミックな仕組みを持つ。この後者は人間が作ったコンピュータを遥かに凌ぎ、宇宙の始原から発生した環境データから関数をf1(t),f2(t),.,fn(t)と次々に学習し入れ子のように代入進化し、次の一ステップの計算には宇宙の始原からの全ての関数f1,f2,…,fnを思い起こし、そのそれぞれの差分を取って掛け合わせる事をしているコンピュータとも言える物理世界とその時間の学習・進化を時系列順に模写するのに持って来いの仕組である。関数と言っても多項式で充分である事を世界の7大数学難問の一つPolynomial=Non-Polynomialの私の証明も交えて平明に解説する。これは日本の国と世界の先進諸国のコンピュータ科学の今後の研究方向を左右する発言となる。
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この新しいアーキテクチャーのコンピューターが実現されれば、人間が生み出したというよりむしろ、実在する物理世界を尊重したような仕組みのコンピューティングが実装される可能性があるのです。
