先日、資産を100億円以上もつ、とある企業の取締役の方とお話しする機会がありました。
そのとき、知識欲、承認欲、食欲、睡眠欲、性欲のうち、成功するために必要な欲求はどれだと思うかと聞かれました。
その方によれば、相手という「対象」がある承認欲と性欲が最も大事であるとのことでした。
しかし実際のところ、承認欲のために頑張るとしても、優れた働きがなかなか世の中に認められない状況もあります。また認められるまでの間は、ずっと苦痛を伴うということになります。
加えて、性欲のために頑張るのだとしたら、自分の欲望をコントロールできず、作業に手がつかなかったり、致命的な過ちを招き、場合によっては犯罪にすら手を染めてしまう可能性があります。
大企業の社長や著名な学者が軒並み、アメリカのエプスタイン島で児童売春その他おぞましい行いをしていたという事実もあります。
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このように、承認欲や性欲に基づいて一時的に頑張れたとしても、いつ精神を病み、その欲望によって身を滅ぼすか分かりません。時間が経てば経つほど、そのリスクは高まるばかりです。億万長者のままで死んだ人も、あの世には何も持って行けません。
「自分のために地上に富を積んではならない。そこでは、虫が食い、さび付いたり、盗人が穴をあけて盗んだりする。富は、天に積みなさい。そこでは、虫が食うことも、さび付くこともなく、また、盗人が穴をあけて盗むこともない。あなたの富のあるところに、あなたの心もあるのだ。」 — マタイによる福音書 6:19-21(新共同訳)
「この土台の上に、だれかが金、銀、宝石、木、草、わらで家を建てる場合、 おのおのの仕事は明るみに出されます。かの日にそれは明らかにされるのです。なぜなら、かの日が火と共に現れ、その火はおのおのの仕事がどんなものであるかを吟味するからです。 だれかがその土台の上に建てた仕事が残れば、その人は報いを受けますが、 燃え尽きてしまえば、損害を受けます。ただ、その人は、火の中をくぐり抜けて来た者のように、救われます。 」ー コリントの信徒への手紙一 3:12-15 (新共同訳)
承認欲や性欲でなぜ誤った道に踏み込んでしまうか端的に言えば、「罪」だからです。
「人に見せるために人前で善行をしないように気をつけなさい。さもないと、天におられるあなたがたの父から報いを受けることができません。」 — マタイによる福音書 6:1(新共同訳)
「肉の業は明らかです。それは、不品行、汚れ、好色、 偶像礼拝、魔術、敵意、争い、そねみ、怒り、利己心、不和、分派、 妬み、泥酔、宴楽、およびその類(たぐい)です。」 — ガラテヤの信徒への手紙 5:19-21(新共同訳)
こういった「罠」を避け、長期的なスケールで栄えることを考えるなら、御言葉に基づいて自らを吟味し、心身を健全に保つことが、成功するための唯一の道です。
そして、結局は神様という愛の対象を持つ必要があるのです。
