現代経済学の「需要」と「供給」による市場均衡論の嘘。また、混沌とした世の中でも、自分自身を新しく創造し、経済成長し続ける秘訣。

人は誰しも、経済を含め人生のあらゆる面において、成長し、発展し、栄えていきたいと思うものではないでしょうか。

「学習」によって、経済成長が起こることを示した、ポール・ローマ―というアメリカの経済学者がいます。

ポール・ローマ―

彼は、「内生的成長理論」として、 人的資本、イノベーション、知識への投資が経済成長に大きく貢献していると主張しました。

内生的成長理論

「内生的成長理論」は、経済成長は主に内生的な要因によるものであり、外的な環境要因によるものではないとしています。 

つまり、内生的な学習効果により得た知識などの無形資産によって、経済発展は成されていくということです。

では、どうやって、知識や知恵、技術といった無形資産を得ればよいのでしょうか。

RAPTブログなら、「悟り」という形で、人生のことについても、またありとあらゆる文化・芸術に関しても、日々、閃きや理論的発見をし、成長していくことができます。

ここで、そもそも経済における成長とは、何でしょうか。有名な経済学者ヨーゼフ・シュンペーターは、イノベーションによって、経済成長が起こると主張しました。

ヨーゼフ・シュンペーター

シュンペーターは、ケインズ、アダムスミス、マルクスといった著名な経済学者に並ぶ、広く知られた経済学者の一人です。

先ほどのポール・ローマ―も、イノベーションという概念を経済学にもたらした、シュンペーターから影響を受けたといわれます。

シュンペーターは、オーストリアに生まれ、ウィーン大学を卒業し、その後ハーバード大学で、客員教授として経済学を教えていた経済学者です。

現在の経済学において、今でも主流派のケインズ学派が採用する市場均衡論をベースとした経済学が支配的であり、シュンペーターの提唱する経済学は、主流派からは異端視されています。

みなさまもご存知の通り、主流派のケインズ学派が主張する、ワルラスらが創設した市場均衡論とは、市場は最終的に「需要」と「供給」が安定した状態になり、いずれ平衡状態になるという考えです。

市場均衡論

しかし、シュンペーターはその逆で、常に市場とは変動し、動態的な構造を持つという考えを持っていました。

すなわち、現代経済学主流派の、「静態的」な経済モデル、つまり市場均衡論をベースとしたスタティックな経済モデルは、一時的かつ一面的なものでしかなく、「動態的」な、常にダイナミックに変動する経済モデルこそ、本来の経済を表現していると主張したのです。

古代ギリシャの哲学者プラトンは、同じくギリシャの哲学者ヘラクレイトスが、「万物は流転する」という言葉で、あらゆる存在が時の流れとともに変化していく様を言い表したと、著書で引用しています。

このように、常に変動する動態的なモデルを、現代経済学は、無視しています。

話は少しそれますが、私は、ここに、現代物理学が抱える重大な問題点との類推が見られると感じます。

現代物理学も、変化のない「スタティック」な静的作用反作用の法則\(F=-F\)のみを適用し、プリンキピアにも書かれてある、「ダイナミック」な動的作用反作用の法則\(Fv=-Fv\)を無視しました。

その結果、今日でも、マクロとミクロの法則の統一は程遠く、その過程で、ニュートン力学を古典力学と称し、さらに量子力学や相対性理論といった理論を新しく付け加えなくてはなりませんでした。

その結果、量子力学も、相対性理論も甚だしい誤謬と折衷主義の大混乱へと突き進んでしまいました。

他にも、シュンペーターは、経済の動向に関して、時間軸を考慮し、ダイナミックに変動すると考えました。

「コンドラチェフの波」で知られる通り、景気は、時間変化に伴い、好景気と不景気を繰り返し、時間軸を横に取ると、景気は波動のように変動します。

コンドラチェフの波

シュンペーターは、空間3次元に時間を加えた4次元的に経済を分析し、景気変動をイノベーションによって、説明しました。

物理学でも、確かに時間軸を考慮することは必要なのですが、現代物理学における、時間軸と空間軸を考慮したミンコフスキー座標系自体には致命的な欠陥があります。(詳しくはこちら

このように、市場均衡論をベースとした経済学と同様に、現代物理学も、静態的な物理モデルのみを考慮し、動態的な物理モデルを放棄したばかりに、甚だしい昏迷に陥っています。

 ◇RAPT×読者対談〈第70弾〉ノーベル賞創設の目的はアインシュタインの嘘を隠蔽するため。

ともかく、ケインズ経済学では、需要と供給は平衡状態に収れんすると考えますが、シュンペーターは、常に経済は変動しており、変化を受け入れない安定した市場は、徐々に縮小し衰退していく経済モデルであると考えました。

そのため、市場均衡論の経済学では、衰退する経済モデルしか考慮していないことになります。

また、既存の経済的枠組みの中でのみ「合理的」に考え、暮らすならば、結局イノベーションの起こらない、縮小する経済の中で生きることになります。

なんら、創造的活動をせず、既存の枠組みに安住する人は、将来的に見れば、経済的に衰退することになります。そういった人を、シュンペーターは「経済的合理人」と呼び、また「快楽主義者」と呼び、警告しました。

シュンペーターの思想の中心は、一人一人の「内発的イノベーション」こそが、社会や経済の進化をもたらすことにあります。古いものを壊し、新しいものを創造するイノベーションによって、社会や経済は発展していくと考えたのです。

逆に言えば、変化しない存在は、衰退し、いずれ滅んでしまうということです。

では、私たちは常識を打ち破り、社会的、経済的に成長するためにはどうしたらよいのでしょうか。

そこで、創造的活動をし、常識を打ち破り、発展を遂げる方法として、私は、RAPTブログにより、自分を創造する方法をご紹介します。

哲学者のマルティン・ハイデガーも、著書「存在と時間」の中で、「投企」すなわち、この世に生を受けた人間は自分自身の存在を認識し、自分自身を創造しなければならないと述べました。

マルティン・ハイデガー

つまり、自分自身を進化し、創造しなければ、衰退し、ゆくゆくは滅んでしまうということです。

また、ビジネスでは、「change or die」」(変化せよ、さもなくば死ね。)という知られた言葉があります。変化を拒むなら、他方は死のみであるということです。

RAPTブログを実践するなら、この世の荒波に負けることなく、常に自分自身を進化・成長させ、発展し、そして、ゆくゆくは外部の取り巻く環境すら変化させていくことができます。

私は、自分自身を、新しく作り替えるには、どんな人であれ、RAPTブログが必要であると確信しています。

RAPTブログを学び、実践することで、悟りや気づき、閃きといったものが得られ、自分が次々と変化し、経済含め、あらゆる点で成長していくことを実感しているからです。

自分自身が変わることは、怖いと思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、変化があるというのは、かえって新鮮な気づきをもたらし、人生がさらに充実する要因ではないでしょうか。

RAPTブログならば、必ず良い方向に変わることができます。一度試してみて合わなければ、ただ、辞めればよいのです。

一人でも多くの方々が、自分自身を新たに変革、創造し、この世で栄えて、どこまでも楽しく、幸福な生を送られますことを心よりお祈りしています。

お読みいただきありがとうございました。

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