まずは、YouTubeのコメント欄で絶賛されていたこちらの動画をご覧ください。
こちらの動画に出演されている方は、物理学における次元の説明として、4次元目を時間としてしまうのは誤りであると主張されています。
その理由のとして、1次元の線を並べることで2次元の平面となり、2次元の平面を並べることで3次元の立体となるのだから、論理的に考えれば4次元は、立体を並べたものであると主張されています。
また、x,y,zのような空間軸に比べて、時間軸であるtは異質なものであり、4次元目に時間軸tを持ち込むのはおかしいとのお話をされています。
しかし、時間軸tと空間軸xは相互に入れ替え可能であることは、ニュートンの動的作用反作用の式と電磁気力のクーロン力の式(または万有引力の式)により論証されます。
◇4次元目が時間となる数学的根拠。また、暴かれたビッグバン理論の嘘。
また、数学、物理学分野のエルゴード理論とはまさに、時間軸と空間軸の互換性について述べたものです。エルゴード的とは「ある物理量に対して、長時間平均とある不変測度による位相平均が等しい」(Wikipediaより)と書かれている通りです。
そして、時間軸とは、「4つ目の”方向”として時間軸を取れば、3次元の対象を連続移動するときの軌跡を4次元と考えることができる。」(Wikipediaより)と述べられている通り、正四面体座標系において、時間軸は移動方向を向きます。
話は少し逸れますが、アインシュタインの相対性理論を記述するために用いられるミンコフスキー空間は、時間軸としてct軸を導入していますが、例えばx軸にそって物体(質点)が運動した際、ct軸はx軸に対して90度であるため、時間変化が0となってしまいます。
物理学において、基本的な物理量である速度は、単位時間あたりの変位を表すのですから、時間変化が0となってしまうのは大きな欠陥なのではないでしょうか。
話は戻りますが、1次元を並べたものが2次元、2次元を並べたものが3次元であるから、4次元目は3次元の立体を並べたものであると考えることは、本当に論理的なのだろうかと言わざるを得ません。
例えば、21日は雨、22日は晴れ、23日は曇り、24日は雨、25日は晴れ、26日は曇りと、雨、晴れ、曇りの順番の天気が2回連続で続いたとき、必ず3回目も雨、晴れ、曇りの順で天候が続き、27日は雨であると主張することができるでしょうか。
必ずしもそうなるとは言えないのではありませんか。
ですから、今回のYouTube動画とは異なり、4次元目は時間軸ではないかと考えています。
お読みいただきありがとうございました。
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